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開聞岳登山のススメ

2014年09月04日
「これほど完璧な円錐形もなければ 全身を海中に乗り出した これほど卓抜な構造もあるまい。 名山としてあげるのに 私は躊躇しない。」 深田久弥「日本百名山」より さて、夏休みも終わり、朝晩は少し秋めいた風が吹くようになって参りました。涼しくなると本格的な温泉シーズンを迎えますが、それと合わせて、ぜひおすすめしたい場所があります。 それは、「開聞岳」・・・そして、その頂上へ、一度登ってみてはいかがでしょう。 「開聞岳」は、言わずと知れた指宿の象徴的な山。海抜0mから延びる美しい円錐形は見るものを魅了します。南薩一帯では、「開聞岳」を綺麗に望むことができる場所が、観光地となっています。 冒頭の文書は、「日本百名山」の著者、深田久弥氏が開聞岳について触れた部分。 日本百名山の中で、1,000mに満たない山は開聞岳と茨城県にある筑波山のみで、その美しさが見て取れる印象的な文章です。 眺めるもよし、しかし、登ってもよいのが開聞岳の特徴です。 今回は、この秋おすすめの開聞岳登山について、その一部をご紹介いたします。 まず、開聞岳登山にあたり、登山道の入口にある施設、「かいもん山麓ふれあい公園」に立ち寄ります。バスで来られる方は、「登山口」バス停より、歩いて20分くらいで到着することができます。 開聞岳の2合目にあたるこの施設には、登山者用の駐車場や記帳所、コインロッカーなどがあり、登山者のサポートをしてくれます。また、キャンプ場も併設されております。 かいもん山麓ふれあい公園 鹿児島県指宿市開聞十町2626 TEL 0993-32-5566 登山の前に、必要なものは揃えてください。特に水分は夏場ではありましたが、このとき500mlペットボトルを3本くらい飲みました。 その他、装備としては、登山靴または運動靴、動きやすい格好で長袖・長ズボンがおすすめ。リュックには、水分の他、手袋やタオルなども入れておきましょう。 それでは早速記帳を済ませ、ふれあい公園を出発! いよいよ登山道へ。2合目からのスタートとなり、2.5合目には「開聞山麓自然公園」方面への分岐もあり、特に帰りは間違えないようにご注意ください。 出発してから最初の道は、ゆったりとした上り坂が延々と続きます。 足元には、小石や落ち葉で滑りやすい部分や、ところどころ高い段差がありますので、気を付けて進んでください。 長い上り坂は体力を消耗させます。休憩しながら無理せず登ってください。 そして、ようやく5合目。ここは少し眺望が開け、長崎鼻方面が望めます。ベンチもあり、休憩できるよう整備されておりますので、ゆっくり休息。 休息を取り終わったら頂上を目指します。5合目を過ぎてからは、やや段差等が多くなってきます。腰の高さ以上ある段差もありますので、慎重に進んでください。 7合目からしばらく進んだところに突如現れる「仙人洞」。昔、修行の場であったと伝わるここから上は、開聞岳が噴火したときにせり上がった溶岩だそうです。 岩場の下は空洞のようになっておりますので、気を付けてお進みください。 ここあたりからは、ゴツゴツとした岩場が続きます。個人的には、ここまでの長く続く上り坂よりは体力的に楽に登れた気がします。 しかし、岩場の上は滑りやすく、慎重に進まなければならないので、体力以上に気を遣います。登山用語では「三点確保」といいますが、場所によっては手足の4点のうち、いずれも岩をとらえた状態から、いずれか1点だけを動かすようにしながら進むことが求められます。 険しい中にも美しい風景が、頂上まであと少しという疲れた体を動かしてくれます。 そして、いよいよ9合目。頂上までは残りわずかです。 9合目を過ぎてからも岩場が続きます。頂上に近づくにつれ道は狭くなり、5mのはしごを登る場所も。くれぐれも気を付けて登ってください。 そして、ふれあい公園から登ること、2時間30分・・・。 ついに、頂上へ到達です!! 頂上へ達したときの達成感、それはいつも格別なものです。 ただ、この開聞岳は360°の大パノラマと、疲れた体をいやす海からの風。 特別なひと時を、ぜひ体験してみませんか? この後、下りは約2時間の行程となりました。登りよりは休憩も少なくてすみますが、岩場の移動や、段差、砂利などには十分にお気をつけて下山ください。 ※今回の登山は、少し急いでいた時間的な都合もあり、登り2時間30分、下り2時間という行程となりました。 登りは1合目ずつ休憩を取り、下りは7合目・5合目・2.5合目で休憩しました。 一般的には、登り3時間、下り2時間30分で、頂上での休息時間を含めて6~7時間くらいの時間が目安とされています。 byいぶすき☆NET
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